2022.12.18
三角 友香
こんにちは!設計のみすみです(^^)
日に日に年末が近づいてきましたね。
年末とは関係ないですが、先日は、OKUTA内でのバスケットボール大会がありました!
皆さん、凄い飛んだり浮いたり圧巻でした!
私はまだまだまだまだ練習が必要のようです(;_:)
本日は、屋根のお話です。
少し前に京都方面へ行く機会があり、ドライブがてら滋賀県の琵琶湖まで行ってきました。
その帰り道で初めていったところが、「比叡山延暦寺」です。
なんとな~く耳にしたこともある方もいらっしゃるかと思いますが、
戦国大名の織田信長が焼き討ちをしたことでも有名ですね。
歴史の舞台に触れて、ドキドキしました!
そんな比叡山延暦寺の敷地内にある、国宝の根本中堂とその回廊の回収工事が行われていました。
改修中の現場を近くで見ることができました。
回廊の方の屋根の葺き替えをしていたのですが、一般的な住宅の屋根の作りとは違っていました。
「栩葺き(とちぶき)」と言われる造りで、「栩板(とちいた)」と呼ばれる
厚さ1~3センチ、幅9~15センチ、長さ約60センチ程度の割り板を並べていく造り方のようです。
実際に間近で見たことが初めてでしたのでとても不思議な感じがしました。
住宅の屋根の造り方で多く採用されているものは、
垂木と呼ばれる幅4.5センチ高さ4.5~9センチ程度の細長い木材を並べて
その上に野地板と呼ばれる板を設置し、仕上げ材を施工する方法です。
室内から見上げると、下記↓↓↓のような形になります。
さらに、LOHASTAhomeでは、「二重垂木」としており、その名の通り、
垂木→野地板→垂木→野地板 といったように二重の構造にしています。
二層目の垂木部分を屋根の通気層としており、屋根の先と棟に換気部材を付け、
屋根の通気を確保しています。
使用する屋根の仕上げ材や部材の寸法、換気部材の種類によって
様々な屋根の納まりが出来てきます。
木造住宅は、奥が深いです。。。
しっかりと学んでいきます!