2021.07.22
公租公課とは、国や地方公共団体により、公の目的のために賦課徴収される金銭負担の総称で、「租税公課」とも呼ばれます。
公租とは、所得税や法人税、都道府県民税などの国税・地方税のことで、公課は社会保険料などの公租以外の負担金を指しています。
不動産の売買契約の中で「公租公課等の分担」とは、不動産に対して課される固定資産税・都市計画税のことを指していることが殆どです。
固定資産税・都市計画税は、1月1日時点の土地や家屋の所有者に対して市町村が課税する税金です。
引渡日を基準として日割計算をして、売主と買主で固定資産税・都市計画税を分担し、清算することが一般的です。
関東では起算日を1月1日とする場合が多いですが、4月1日とする考え方もあります。負担金の取り決めについては事前に確認しておきましょう。