2019.12.08
大谷 金秀
先日、妻が前々から行きたがっていた絵本画家のいわさきちひろさんの美術館「ちひろ美術館 東京館」に行ってまいりました。
ちひろ美術館と聞くと安曇野の美術館の方をイメージされる方も多いかと思いますが、こちらはその東京館になります。設計は安曇野と同様、和菓子のとらやの設計でおなじみの内藤廣さんです。
元々、いわさきちひろさんがお住まいになっていたお家があり、美術館に建替えた計画ですが、当初は既存のお住まいを残しながら美術館にされたいご要望もあったことから、お庭の見え方や使い方などを継承した設計をされているようです。
そのため分棟配置されたボリュームが渡り廊下や外部スペースを取り込みながらつながっているような美術館となっています。
お庭との関係性やそれぞれの室内のスケール感が住宅スケールに近く、落ち着いた雰囲気を醸し出していました。
館内に住宅作家の中村好文さんの椅子ララバイが置いてあったのも住宅の雰囲気を意識されているからか、、と勝手な妄想を膨らませながら家族みんなで楽しむことができました。