2022.05.15
三角 友香
こんにちは!設計のみすみです(^^)
最近は大雨が降ったり、晴れたりと不安定なお天気が続いていますね。
沖縄では梅雨入りしたそうですが、関東の梅雨入りの前に晴れの日を堪能しておきたいですね!
本日は、ロフトや小屋裏収納への入口についてのお話です。
入口としては大きく分けて、
①収納ハシゴ
②可動ハシゴ
③固定階段
があります。
①収納ハシゴ
天井に埋め込む形で設置し、専用の棒を引掛けて下してきます。
なんだか秘密のお部屋に繋がる感じがしてワクワクするのは私だけでしょうか( ・´ー・`)
こちらは小屋裏収納として独立している場合の入口に採用されることが多いです。
普段は収納しておけるので生活の邪魔になりません。
②可動ハシゴ
こちらは、OPENなロフトを設置する際に採用されることがあります。
使わないときは垂直に立てかけておき、使用するときに角度をつけます。
こちらも階段のスペースが比較的省スペースになります。
③固定階段
2階建てでよく見る階段をそのまま小屋裏スペースへ上る階段として採用する形です。
ご要望として多いのは、こちらの固定階段となります。
やはり、上り下りのことを考えると一番使い勝手はいいかなと思います。
しかし!!
市区町村によっては、固定階段がNGの場合がある為、要注意です。
基本的な小屋裏収納の要件として、
■天井高さが1.4m以下であること
■小屋裏収納の水平投影面積が下の階の床面積の2分の1未満であること
■余剰空間(創出された空間でない)の利用であること
となります。
小屋裏収納の取り扱いについては、さらに各市区町村で細かく規定があったりします。
2階の天井裏と屋根との間のスペースを利用するため、屋根の勾配が緩いと
小屋裏空間を作れなかったり、作れたとしてもあまりスペースがとれなかったりもしてしまいます。
かといって、屋根の勾配をきつくすると建築地基準法の斜線制限にぶつかってしまったり、
高さ制限がNGになってしまうこともあるので、小屋裏収納のご要望がある際は、
その敷地の条件に合わせて、御提案をさせていただきます。
下の階と繋がっているOPENな小屋裏収納は、
壁や天井の仕上げ材を調湿性能のある漆喰や珪藻土にして、
物干しスペースとして使用する方もいらっしゃいます。
色々な可能性を秘めている小屋裏空間。。
是非ご検討してみてください(●´ω`●)