2019.07.10
パシフィコ横浜で開催されていた再生可能エネルギーの展示会を見学してきました。住宅規模の再生可能なエネルギーと言えば太陽光パネルが主力電源として普及していますが、その普及率は全国で6%とまだまだ普及されているとは言い難いのが現実です。
ただし今年2019年は少し変化が起きようとしています。それは2009年からスタートしたFIT制度(固定価格買取制度)が10年間で満了を迎える方々が、高価な買取価格ではなくなってしまうのです。太陽光パネルで創エネした電力を自己消費したとしても余剰に出た電力は電力会社に売電していた住戸が多く、引き続き売電したとしても地域差はあるようですが約半分以下の売電価格となってしまいます。
そこで今話題となっているのが「家庭用蓄電池」です。
簡単に言うと売電しても買取価格が安い為、経済的でないのであれば蓄電池を設置して電力を貯めて必要な時に必要な分を自己消費しようという考えになります。
蓄電池は必ずしも太陽光パネルとセットで無ければいけない訳ではありませんので既存の住宅にももちろん設置可能ですが創エネとして太陽光パネルで昼間発電しておいて、夜電力をよく使う時間に放電することで限りなく電力を買わない事が可能になります。また、災害時や停電時の緊急用として蓄電池があれば最低限の電力を確保する事にも繋がりますので今後ますますの普及が見込まれています。
これから新築をお考えの方も、もうすでに戸建てに住まわれている方も「蓄エネ」の概念を取り入れてみてはいかがでしょうか。
※話は逸れますが、上の写真は太陽ソーラーで走る車が実用化に向けて走行テストされているようです。小学生の頃、ソーラー車を理科の実験で作っていたのが実用車として現実的になってきています。。。
近い将来、街中で走っている姿が見られそうですね。