2023.07.13
暑さが本格的な季節になってきました。
日本特有の湿気を含んだじめじめした空気はよく言われる「湿度○○%」といった形で示されますが、湿度には2つの表現の仕方があります。
相対湿度・・・空気中には気温によって含むことが出来る水蒸気の量が決まっており(飽和水蒸気量)、その空気が含んでいる水蒸気の量を何%含んでいるかを示しています。つまり、相対湿度は空気中に含まれる【水蒸気の割合】を表しています。
絶対湿度・・・1立方メートルの空間に含まれる水蒸気の重さがどのくらいの量かを示しています。
つまり、絶対湿度は空気中に含まれる【水蒸気の自体の量】を表しています。
我々が日頃ニュースや天気予報で耳にするのは“相対湿度”で、40~60%の間が快適に過ごせると言われる湿度域になりそれ以下ではウイルス活発化、またそれ以上だと不快感が増すとされています。
ただし実際には気温が低い冬場に湿度60%以上の時に不快感を感じるかといったら必ずしもそうではないと思います。
そこで必要になってくるのが絶対湿度です。
絶対湿度の単位は量(g/㎥)になる為、単純に量が多い/少ないの基準で判断が出来ます。
この時期エアコンを利用する機会が増えて来るかと思いますが住宅環境において湿度管理する際に絶対湿度を8~13g/㎥にすると良いとされていますので是非参考にして頂ければと思います。
※8g/㎥未満では加湿、13g/㎥を超えたら除湿を行う事をお勧めします。