2025.11.25
黒島 千春
皆様こんにちは、設計の黒島です。
前回小屋裏エアコンについてお話しましたが、
今回は床下エアコンについてです。
床下エアコンとは、基礎内部(床下空間)にエアコンを設置し、
床下の空気を暖めながらお家全体を対流循環で温度調節する全館暖房システムです。

原理としましては、
エアコンの暖房運転により床下空間の空気を加熱
→暖められた空気が床下全体に拡散
→床材または開口ガラリを通じて上方向へ上昇
→室内で冷えた空気が階段室や吹き抜け、床下開口から戻る
→閉じた循環ループが形成されることで家全体が均一温度に近づく
という流れになります。

・足元から暖かくなるため、寒い時期でも快適に過ごせる
・温度差がなくなるのでヒートショック対策になる
・床下(基礎空間)を利用するため、ダクトレスにして低コストで導入できる
といったメリットがあります。
とはいえ、気を付けたいポイントもいくつかございます。
・断熱や気密性能がしっかりしているか(小屋裏エアコンの場合も同様です)
・床下の空気が均等に回る設計が必要
(局部滞留への対策として床下送風ファンの併用も有効)
また、簡単に比較しますとこのようになります。
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▼床下エアコン
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▼小屋裏エアコン
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空調の方向… |
下から上 | 上から下 |
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得意な季節… |
冬 | 夏 |
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目的… |
家中の温度ムラを減らす 足元の快適さ |
屋根の熱問題の解消 家全体を涼しく |
どちらも
「家中の温度差をなくして快適に暮らす」という共通のゴールに向けた方法です。
季節ごとの特徴を生かして、組み合わせて使うことをおすすめいたします!