2022.07.28
大谷 金秀
先日の定休日、久しぶりに一日中家にいたので家族で水遊びをしながら自宅の窓について考えていました。
窓のデザインについては当時、日射のコントロールと眺望とのバランスを考慮しながらプランしました。近くの大きな桜や、山並みがとてもきれいで、完成してからもその景色を気に入っているのですが、やはり夏の日射遮蔽が弱かったなと。事前のホームズ君のシミュレーションで冷房負荷が大きいことはある程度把握していたのですが、遮蔽装置を後から設置しやすくするなど、もう少し考えられたかなと感じています。その分、冬場の特に2階の部屋は暖房入れずともポカポカなので、山間のこの立地では日射取得は成功と言っていいかなと思っています。
性能や冷暖房負荷を追い求めることが我々設計士の役割と考えてはおりますが、周辺にきれいな景色があればその眺望を活かしたり、お施主様がどのようなライフスタイルを求めているかなど、数多くの設計条件の中から何を優先すべきか、その都度検討しながらバランスの良いご提案ができるように心がけています。
自邸ではタープが大活躍しています。
これをつける度、日射遮蔽の重要性を感じております。。
早く涼しくなって欲しいものです。