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ワークスタイルの変化【テレワーク対応住宅を考える】

2020.06.04

大谷 金秀大谷 金秀

こんにちは、設計の大谷です。

非常事態宣言も明けて、それでも尚油断ならない日々が続いておりますが、そんな中で、ワークスタイルが大きく変わったり、お家で過ごす時間が増えることでこれまでとは違った住宅の在り方のようなものが見えてきたように思います。

 

今回はWITHコロナ時代の住宅の在り方をテーマに、テレワークに対応したワークスペースの事例をご紹介させていただきます。

 

こちらの事例は私の自宅のワークスペースです。

設計当時は将来的なテレワーク化を目指していたので、しばらくは趣味部屋にするつもりでおりましたが、現在ではお客様との打ち合わせも含めて、ほぼ毎日ここで仕事をしています。

広さでいうとタタミ2帖分ほどのスペースですが、デスクは職場で使用していたものより広くとれているので、一人で仕事をするスペースとしては十分な広さかと思います。もともと建築書籍を多く持っていたので本棚は少し多めに作りました。

床は土間仕上げで、玄関とつながっており土足のスペースになっています。

外出から帰ってきた際は、靴のままこの書斎に入って荷物やジャケットなどをリビングへ持ち込まないようにしています。

 

椅子だけは、こういった木製のものだと一日座っていられず、、オフィスチェアを新調しました。。(改めて今のオフィスチェアってすごいと思いました。。。)

 

プランで見ると、玄関から繋がっているのがよくわかりますが、リビングにある畳コーナーと幅600ミリ×高さ1100ミリの開口でつながっています。ここには薄手のウッドブラインドを計画しています。(まだ買ってないです。。)

小さい子供がいるので、仕事の邪魔をされずに子供を見るための小窓にしましたが、実際うまく機能していると思います。(妻は塞いで欲しかったようです。)ただ、ZOOMでの打ち合わせまでは想定しておらず、音の問題はやはりあります。(子供が寝てると音が聞こえてしまうなど)

それでもこの小窓から風も家全体に廻るので計画してよかったとは思っています。

 

普段はこのような形で自宅からお打ち合わせをさせて頂いております。

私もこれまで埼玉から千葉、神奈川まで広く活動しており移動時間が業務の大半を占めておりましたが、今回を期に移動時間は半減し、家族と過ごす時間もかなり増えました。

思わぬきっかけで社会的に働き方が大きく変わったことで、これまで当たり前だと思っていたライフスタイルすら変わろうとしているように思います。

 

新しいライフスタイルに適応した新しい住宅の在り方、住まい方をご提案できればと思っています。

 

 

この記事を書いたスタッフ