2022.11.21
大谷 金秀
U A値やC値が重要であることはもう皆さんご存知のことかと思いますが、この値はいわゆる建物の内部温度をどれだけ保温できるかを表した数値です。保温力(断熱気密性能)を高めたら、次はどれだけ日常生活での消費エネルギーを抑えていけるかを考えてプランニングや設備機器のご提案をさせていただきます。
地域区分にもよりますが、一般住宅で消費エネルギーが割合大きいのは暖冷房と給湯になります。給湯については高効率な設備機器を選定することや太陽光発電との組み合わせで省エネ化が可能ですが、暖冷房については日射取得、日射遮蔽がどこまで検討できるか、設計段階の間取りや窓の計画で大きな差が生じます。
弊社ではパッシブデザインの概念に基づき、日当たりシミュレーションを用いてその土地の隣家との関係等を考慮して自然エネルギーを有効に取り込めるご提案を心がけております。
東京西部で進行中の現場です。
住宅が密集している中でも午前中のうちからリビングへ日光が差し込んでいました。
暖かく気持ちが良いリビングになりそうです。